育児は、毎日が戦いのような忙しさですよね。
でも、家事や育児を頑張る一方で、「なんで私ばっかり?」と旦那さんに対してモヤモヤしてしまうこと、ありませんか?
私自身、ワンオペで2人の子どもを育てる中で、同じような気持ちを抱えたことがあります。
国立社会保障・人口問題研究所の全国家庭動向調査(2022年)で下記のようなデータがあります。
夫婦の1日の平均育児時間のデータです。
平日 | 休日 | 負担割合 | |
妻 | 約8時間44分 | 約12時間4分 | 69.8% |
夫 | 約1時間57分 | 約7時間3分 | 30.2% |
育児時間の約7割を妻が負担していることが明らかになっています。
この調査は育児に関してのみですが、実際は家事の負担もありますので、妻の負担はもっと大きいかもしれません。
こういった負担が積み重なると、不公平感を感じ、イライラにつながってしまうのも無理はないと思います。
この記事では、
- 普段どういったことに不満を感じているのか。
- その不満を少しでも軽くするためにどうすればよいのか。
をワンオペ2児のママである私が、実体験を基にお伝えします。
あなたの心が少しでも軽くなり、育児が楽しくなるきっかけになれば幸いです。
育児中の旦那がずるいと思う理由
育児中、多くのママが感じる“旦那がずるい”という感情。
なぜそのように感じるのか、具体的な理由を見ていきましょう。
理由① 「外食や飲み会も許可なく行ける」
旦那さんから、「〇日、飲み会だからご飯はいらない」という決定事項の連絡。
育児中のママからすると、「育児は二人でするものなのに、なぜ子供は私がみることが前提なの?」と怒りモードに入りますよね。
ママは「〇日飲み会だから」と相談なしには決めることはないのに。と。
ママは飲み会じゃなくランチだとしても、赤ちゃん連れでは難しいこともあり、自由に外食できる旦那さんは良いよね~と思ってしまいます。
理由② 土日は休みでゆっくりする時間がある
育児や家事には土日や平日という区別がありません。
しかし、旦那さんは土日になるとお休みモードに入ります。
家事や育児を手伝ってほしいと感じても、疲れていると言われるとママは何も言えなくなることがあるでしょう。
ソファーに座る暇もないときに、ソファーでゴロゴロされると、不公平感を感じてしまいます。
理由③ 「育児や家事をしなくてよい」
育児と家事の両立は非常に大変です。
しかし、旦那さんが「家事や育児は女性の仕事」という考えの場合、全ての負担がママにかかることになります。
また、育児や家事をしてくれても「手伝ってやったよ」という雰囲気を出されると、子育ては手伝うじゃなく一緒にやるものでしょ、と思ってしまいます。
「育児や家事」が暗黙の了解のように、ママの仕事になっていることが不満の理由になっています。
理由④ 「仕事を理由にできる」
旦那さんが家事や育児をしない理由として、「仕事が忙しい」という理由を挙げることがあります。
もちろん仕事も大変ですが、育児や家事も大変なのです。
ママは育児や家事、旦那さんのサポートまで担っている場合があります。
本当は手伝ってほしい気持ちはありますが、「仕事」を出されると何も言えなくなり、不満がたまってしまうのです。
理由⑤ 「トイレもお風呂もご飯も自由」
赤ちゃんやまだ手のかかる子供がいると、すべてが子供優先になります。
お風呂は子供と入るのでリラックスできませんし、トイレですら、後追いしてくるのでゆっくりいけません。
ご飯は、子供の食事の手伝いをするので、自分は急いで食べ、味わう暇もありません。
一方で、旦那さんは自由にお風呂や食事を取ることができる場合が多いのです。
このような自由の差が、育児中のママに「ずるい」と感じさせる理由の一つになっています。
外食しても子供に取り分けるから「子供が好きな物」しか注文できない。
なのに、夫は「担々麺」とか取り分けないから好きなものを食べてる。。。
理由⑥ 「仕事に打ち込める」
最近では共働きの家庭が多いですが、働きたくても子供のために時短勤務にするママもいます。
出張も自由に行ける旦那さんに対して、出張はできないママ、など仕事に打ち込みたいママには辛い状況です。
そうなると、仕事以外の時間も自分の時間として確保できる旦那さんを見て、不公平感が募ってしまいます。
育児中旦那がずるい イライラを抑える対策7選
育児中に感じる旦那へのイライラ。これを少しでも軽減するための方法をご紹介します。
対策① 気持ちを伝え協力を頼む
当たり前ですが、イライラを感じたら、旦那さんに直接伝えることは重要です。
「私がこんなに忙しそうなんだから言わなくても分かるでしょ」と思っても、旦那さんは「分かっていません」。
「私ばかり負担が多い」と不満をため込むのではなく、具体的にどの部分を手伝ってほしいのか話し合いましょう。
「自分はイクメンだ、自分は協力的だ」と勘違いしている旦那さんはけっこう多いです。
例えば、「週末の朝だけでも子どもを見ていてほしい」と具体的に頼むことで、解決策が見つかるかもしれません。
対策② 過度に期待しない
協力を仰いでも、旦那さんがいきなり積極的になることはありません。
過度な期待をしないことが重要です。
「これくらいやってほしい」と思うことがあっても、それが叶わないとストレスが溜まります。
最初から期待値を下げると、少しやってもらっただけで満足できます。
悲しいですが、イライラを募らせないために過度な期待は捨てましょう。
対策③ 完璧を目指さず家事や育児の手を抜く
家事や育児を完璧にこなそうとすると、自分の負担が増えるばかりです。
時には、自分を甘やかしましょう。
例えば、洗濯物は2日に1回にする、散らかった部屋は週末にまとめて片づける、などやることを減らしましょう。
お惣菜を利用したり、手間を省くことも重要です。
時間の余裕ができると、心の余裕も生まれます。
対策④ 負担を減らすサービスや商品を利用する
家事や育児がとても負担になっている時には、外部のサービスや便利な商品などを活用しましょう。
例えば、家事代行サービスや食材宅配サービスなどを活用すれば、買い物の手間、料理の手間を大幅に削減できます。
掃除や料理の時間を短縮することで、自分の時間や家族との時間を増やすことが可能です。
サービスの使用に抵抗がある方は、便利な調理グッズなどもお勧めです。
例えば、ホットクックなどの調理家電。
材料を投入するだけでカレーができるなど、キッチンにいなくても完成するので他の家事に時間を割くことができます。
対策⑤ 自分の時間を持つ
ママ自身がリフレッシュする時間を持つことも大切です。
例えば、子供のお昼寝中に好きなドラマを観たり、夜寝かしつけてから趣味の時間を持つなども良いかもしれません。
また、たまには旦那さんに子どもを任せて、少し外出したり、お茶してみたり。
自分の時間を作ることでストレスが軽減できれば、心のゆとりができ、少しのことでイライラせずに済みます。
対策⑥ たまに自分へのご褒美
育児に追われていると、自分のことは後回しで家族を優先するのが習慣になってしまいます。
誰にも褒められなくても、自分で自分をほめてあげましょう。
たまには頑張っている自分を甘やかして、好きなスイーツを買う、服を買うなど、自分にご褒美を与えましょう。
ちなみに私は、チョコレート中毒なので、一人でこっそりリンツのチョコレートを食べたりしてます。
もちろん、誰にも見つからない場所に隠して!
対策⑦ 相手の気持ちも考える
これを読んでいる方は、普段から家族のことを考えてワンオペに耐えて頑張っていると思います。
でも、イライラが蓄積してくると、相手の気持ちを考えられなくなることもあります。
だから、「旦那さんにも旦那さんなりの悩みやストレスがある」ということを時々思い出すことも重要です。
全て我慢する必要はありません。
10文句を言いたくても、7に抑えよう、とか、自分の気持ちを自分でコントロールしてみましょう。
まとめ
育児中に感じる「旦那がずるい」という思いは、多くのママが経験するものです。
その感情を旦那さんに理解してもらえることが最善の策ですが、なかなか相手を変えるのは難しいです。
それならば、相手に解決を求めるのではなく、自分で解決できるよう「自分の考え方を変える」ほうが効果的です。
- 完璧を目指さない
- 自分を甘やかす
- もっとラクして過ごす
そうすれば心のゆとりが生まれ、旦那さんへのイライラも抑えられると思います。
これらの対策を実践し、ストレスの少ない生活を目指しましょう。