本好きな子どもに育てたいなぁと思うママは多いですよね。
けれど「絵本を与えすぎるのは良くないのでは?」と心配する方もいるかもしれません。
私は実際に2児のママとして日々絵本と触れ合ってきた経験から「絵本を与えすぎは良くない」ということはないと思います。
そこで、この記事では
- 絵本を与えすぎは良くない?
- 絵本の与えすぎのメリット・デメリットは?
- どうしたら子供が本好きになる?
と疑問をお持ちの方に、2人の子供を本大好きに育てている私が解説したいと思います。
絵本の持つ魅力やメリットを知り、安心して絵本を活用してみてください。
絵本与えすぎは良くない?
絵本を与えすぎると、甘やかしだ、他の遊びへの興味が薄まる、などマイナスなことを言う人もいます。
でも、私はそうは思いません。
実際うちの子供たちには、たくさんの本を与えています。
(ただし、本を購入するのではなく、主に図書館を活用しています。)
小さい頃から本をたくさん読ませてきたこともあり、今10歳の娘は平均20冊/月ほどの本(小説なども含む)を読んでいます。
たまに娘が「本で読んだんだ~」と初耳の豆知識を教えてくれます。
本がきっかけで「星」に興味を持ったり、本が娘の人生を豊かにしてくれていると感じます。
このように、本は子供の世界を広げてくれ、デメリットよりも圧倒的にメリットの方が多いと思っています。
具体的にどういったメリット・デメリットがあるのかを紹介していきますね。
「絵本を与えすぎ」のメリット
本を読むのは良いことだ、と言われますが、実際に絵本をたくさん読むことによって、子どもには多くのメリットがあります。
語彙が増える
まだ言葉を話すことができない赤ちゃんも言葉のシャワーをあびて話すことを覚えていきます。
絵本を読むことで、普段見かけない動物の名前、果物の名前、などたくさんの単語に触れ合うことができます。
ママが普段から話しかけることも大切ですが、絵本を活用することで語彙力はさらに上がります。
想像力が育つ
物語を読みながら、子どもたちは登場人物や場面を頭の中でイメージします。
このような想像する力は、普段の会話だけで育むのは難しいのでとても重要です。
本の中では、普段の生活ではありえないような状況がたくさん出てきますよね。
だからこそ、枠にとらわれない自由な想像力が湧いてくるのです。
本を読むからこそできる学びだと思います。
親子のコミュニケーションの場になる
読み聞かせの時間は、親と子どもが一緒に過ごすとても良い時間です。
絵本のストーリーを一緒に楽しんだり、話し合ったりすることで、信頼関係が深まり、親子の絆が強まります。
家族で一緒に笑ったり、感動したりすることで、温かい思い出が作られていきます。
「絵本与えすぎ」のデメリット
では、逆に「絵本を与えすぎは良くない」と考えている方が心配しているデメリットを対策とともに紹介します。
経済的な負担が大きい
絵本は1冊1,000円ほどするものもあり、何冊も買いそろえるとけっこうな経済的な負担となります。
だから、やみくもに数を揃えるのはおすすめしません。
図書館を活用する、サブスクを利用する、メルカリで買うなど、より良い形を見つけて本に触れる機会を与えることが必要だと思います。
絵本が多すぎて、1冊を掘り下げない
絵本が多すぎると、いろいろな本に目移りしてしまい、1冊を何度も読む機会を失います。
そのせいで、買ったのに全く読んでない本がある、というような状況になることも。
本を購入する時は、一度に何十冊も購入するのはおすすめしません。
1か月に何冊と決めるなど本1冊1冊に時間を割けるように工夫するのが良いと思います。
絵本をたくさん与えて親が満足してしまう
賢い子に育ってほしい、本好きに育ってほしい、と子供への希望ってありますよね。
だから、「東大生は小さいときから本をたくさん読んでいた」なんて聞くと本をたくさん買い与えてしまったり。
でも残念ながら、絵本をたくさん与えるだけで、そうなるというわけではないんですよね。
本を買って満足せず、子供が読みたくなる環境を整えたり、工夫することも忘れないようにしましょう。
子供を本好きにする方法
本を与えすぎは良くない?と心配している方は、子供に本を好きになってほしいと願っている方が多いと思います。
そうするためには、いくつかの工夫が必要です。
親子で楽しみながら絵本を取り入れる方法を紹介します。
本を選ばせてあげる
0歳児などは無理ですが、少し大きくなってきたら、本を買い与えるよりも一緒に本を選んでみましょう。
自分で選んだ本だと愛着がわき「この本を読みたい」という気持ちが芽生え、その絵本を好きになる可能性が高まります。
家族で図書館や本屋さんに出かけて、子どもが興味を持つ絵本を探してみましょう。
我が家もしょっちゅう本屋さんと図書館に行っていますが、子供に選ばせると意外な本を持ってきたりするので面白いですよ!
親が選ぶこともありますが、子供が選んだ本にもあまり口出しせずに借りるようにしています。
本選びを失敗してもまた借りれる図書館を活用してくださいね。
親も一緒に本を読む
親が本を読んでいる姿を見たことがないのに、「本を読め」とたくさん本を与えられても、なんで自分にだけ本を押し付けるの?と思いますよね。
だから、親も本を楽しんでいる姿を見せると、子どもは「本って面白いんだ!」と感じ、自分も読んでみようと自然と思います。
子供が本を広げたら、「ママも読書タイムにしよ~っと」と雑誌でも構わないので本を広げてみてください。
いろいろな種類の本をためしてみる
本には、物語だけでなく、科学や動物などの図鑑、しかけ絵本、など多くの種類があります。
子供が本好きになるきっかけは、好きな本に出合ったからという場合もあります。
好みではない本を買いそろえてももったいないので、最初は図書館などで良いと思います。
例えば、下記の本などがきっかけになりやすい方思います。
- 好きなイラスト、キャラクターの本
- 好きな動物や乗り物などの本
- おもしろくてつい笑ってしまう本
- クイズ、なぞなぞ、めいろ、間違い探し、など遊びの本
- テレビなどですでに親しみがあるキャラクターの本
- 読みやすい漫画になった本(少し大きい子向けですが)
うちの息子は、電車の本以外には全く興味を持ちませんでした。
しかしある日、本屋さんで絵本の宣伝映像が流れていました。
その映像の音楽がとても気に入っているのを見て、その絵本を買ってみたところ、すごく食いついて読んでくれたのです。
そしてその本をきっかけに「絵本っておもしろい」と思ったのか、本に興味を持ち、本を読むようになりました。
最初から本が好きではなくても、1冊がきっかけに本が好きになる子もいます。
子供の興味を観察して、そんな本に出合ってください!
絵本を与えすぎは良くない?のまとめ
絵本を与えすぎることについて心配する方もいるかもしれません.
でも実際には絵本の読み聞かせには多くのメリットがあり、デメリットは工夫次第で解決できます。
親子で楽しむ気持ちを大切に、豊かな成長をサポートしましょう。
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