今日、お子様を何回褒めましたか??
子供を褒めたいと思っても、つい怒ってしまう、今日も怒ってばかりで夜に反省会、そんなことはよくありますよね。
普段のイライラのせいで
うちの子は褒めるところがない!
どう褒めたらいいかわからない
と、子供の褒めるところを見つけられない、という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、そんなママたちの悩みを解決するために、誰でも実践できる簡単な褒め方を5つご紹介します。
私も毎日5分に1回怒鳴ってしまうママなのですが、育児書を読み漁り「この褒め方なら自分にでもできる」という方法を見つけましたので、ぜひ参考にしてみてください!
褒めるメリット、叱るデメリット
この記事を読まれたかたは、「褒めることが必要」もしくは「褒めたい」と思っている方だと思います。
「私は子供を褒めたい、褒めて育てたい」
やりたいこと↑、でしかも、叱るより褒める方がメリットが多い、となれば褒めないなんてもったいないです。
褒めるメリットを挙げてみましょう。
- 自己肯定感が高まる・・自分の行動や努力が認められ、
前向きな気持ちを持つことができる。 - 良い行動が増える・・「もっとこうしたい」と思うようになり、
自然と良い行動が増える。 - 親子関係が良くなる・・親が見てくれているという気持ちから関係がよくなる。
一方で、叱るデメリットは、上記のメリットの逆ということです。
また、心理学で言われる「すっぱい葡萄効果」というものがあります。
すっぱい葡萄効果とは
手に入らなかったものに対して、敗北感や悔しさなどを感じないよう「あれには価値がなかった」と価値を下げることにより気持ちを紛らさせる心理。
たとえば、親が「勉強しなさいって言ってるでしょ!」「いつになったら勉強始めるの!」と叱ってばかりいると、子供は「勉強勉強ばっかり!!勉強よりももっと大事なこともあるよ。友達と遊んだり運動したり!」と考えて、自分のプライドを守るためにその子の中での「勉強」の価値を下げるようになる。
褒めると良いことばかりで、叱ると悪いことばかりですね。
そうは分かっていてもなかなか褒められないのもすごく分かりますが、
簡単に褒める方法をご紹介しますので、一緒に頑張りましょう!
簡単にできる!子どもを褒める5つの方法
では、具体的にどのように褒めれば良いのでしょうか?
ここでは、今日から誰でも実践できる簡単な褒め方を5つご紹介します。
周囲と比べず、過去と比べて褒める
つい他の子どもや兄弟と比較してしまうことってありますよね。
「○○ちゃんはもうできるのに、なんであなたはできないの?」といった具合に。
でも、これだと子どもはプレッシャーを感じ、自信を失ってしまいます。
そこでおすすめなのが、過去の子供と比べることです。
「前はできなかったけど、今日は少しできたね」「昨日より片付けが早くなったね」といった感じで、
子どもの成長を少しずつ見つけて褒めるのです。
これにより、子どもは自分の努力が認められていると感じ、自己肯定感が高まります。
「よく分からない表現」で褒める
子供を褒めるときに使うワードって「すごい!上手!えらい!」っていうワードが多いですよね。
もちろんそれでも良いですが、こういった誉め言葉も役に立ちます。
センス良いね~
例)バスケットボールをしている子ども。まだ始めたばかりでまだドリブルもままならない。そんな子にもドリブル5回できただけで「センスいいね~!!」と褒められます。センスって?と思っても褒められていると伝わり、子供の気分が上がりますよ。
強心臓だね~精神力強いね~
例)ボウリングが下手な子どもが、たまたま最後の1本を倒したとき。下手な子に「上手!」というよりは、「最後の1本倒すなんて精神力強いね~」と言われた方が「なんかよく分からないけど僕ってすごいかも」と子供の心に刺さります。
〇〇王だね~
例)パズルをしている子ども。パズルが完成してじゃーん!と見せてきた。そんな時に「パズル王だね」というと、なんだかすごいことができた気がする!と自信につながります。
この「よくわからない表現」達は、「センスって何?強心臓?〇〇王?」って突き詰めていくと、なんだそれ??って表現なのですが、すごい、上手、えらい、が当てはまらない場面でも使えるうえに、子供の心を上げてくれる表現です。ぜひ、センスいいね~って気軽につかってください。
結果ではなく、プロセスを褒める
結果ばかりを気にしてしまいがちですが、そのためにした努力や過程を褒めることが大切です。
例えば、テストの点数が良かったときだけ褒めるのではなく、「毎日コツコツ勉強してたね」「がんばって覚えたね」と、その努力に焦点を当てて褒めるのです。
そうすると、点数が悪いことがあっても褒めることができますし、子供は「頑張ることが大切なんだ」と理解し、次回も努力をすることができます。
「アイメッセージ」で褒める
褒めるときには、「アイメッセージ」を使うのがおすすめです。
アイメッセージとは、「私」を主語で伝える表現方法です。
例えば、「あなたはすごいね」ではなく、「私はあなたの行動を見てすごく嬉しかったよ」と伝えるのです。
こうすることで、子どもは自分の行動がママにとってどれほど意味があるかを実感することができます。
存在そのもの、あるがままを承認して褒める
子どもを褒めるとき、行動や結果だけでなく、存在そのものを承認することも大切です。
「あなたがいてくれて嬉しいよ」「ママはあなたのことが大好きだよ」と伝えることで、子どもは無条件に愛されていると感じ、安心感を得ます。
また、現在のあるがままの姿を認めること、も褒められているように子供には感じます。
例えば、かけっこですごく速く走れた時、「すごいね」ではなく「速かったね」
宿題を早く済ませたら、「えらいね」ではなく「早く終わらせたんだね」
と子供の行動をそのまま言葉にして伝えます。
それだけで、子供にとっては「ちゃんと見てくれている」=「存在を認められている(褒められている)」というように感じるのです。
特に、何も特別なことをしていないときでも、存在を認めてあげることならいつでもできますよね。
まとめ
ここまで紹介した5つの褒め方は、どれもすぐに実践できる方法です。
「褒めるところがない」と感じたときでも、子どもの成長や努力、存在そのものに目を向けることで、たくさんの褒めポイントが見つかります。
私も、普段怒ってばかりでしたが、良いところを探して褒めなきゃ褒めなきゃ、と構えず「子供の今ある姿を見ているよ!」と伝えてあげれば良いと思うと、わざわざ良いところを探すことなく褒めることができるようになりました。
子どもの自己肯定感を育て、親子関係をより良くするためにも褒めることは役立つので、少しずつ意識して実践してみてください。
続けることで、ママ自身も子育てに対するストレスが減り、ポジティブな気持ちで毎日を過ごせるようになるはずです。
ぜひ、今日から試してみてくださいね!