子育て中、「絵本を読み聞かせると良い」とよく聞くけれど、本当に効果あるの?と思うこともありますよね。
うちの子供たちも、最初は本を読み聞かせてもどんどんページをめくってばかりで、全然聞いてませんでした。
だから本当に意味あるのかな?と不安に思っていました。
そこで、今回は
- 絵本の読み聞かせは効果なし?
- 絵本の読み聞かせで得られる効果は?
- 読み聞かせするコツは?
と読み聞かせについて不安に思っている方に、2人の絵本好きを育てる私が読み聞かせについて徹底解説します。
読み聞かせの効果は分かりにくいです。
でもこの記事を最後まで読めば「読み聞かせを続けよう」と思ってもらえると思うので、是非読んでみてくださいね。
絵本読み聞かせ効果なし?よくある誤解
「絵本の読み聞かせは子供に良いですよ」という意見がある一方で、「読み聞かせって効果あるの?」という意見が多いのも事実です。
そういった2つの意見があるのはなぜなのか、を解説します。
絵本を読んでも反応が薄い?
小さな子どもは、言葉や内容を十分理解するまでに時間がかかります。
そのため、読み聞かせをしても本をぐちゃぐちゃにしたり、全然聞いてなかったり。
しかし、子どもは絵本の色や形、親の声から刺激を受け、少しずつ成長しているのです。
聞いてないように見えても、めげずにゆっくりゆっくり続けてみることが大切です。
すぐに成果が見えないから不安
読み聞かせの効果は、目に見えてすぐに現れるものではありません。
しかし、絵本を通して得た語彙力や想像力は少しずつ積み重なり、子どもの発達に大きな影響を与えます。
目に見えない小さな成長を見逃してしまいがちですが、子どもの脳や心に少しずつ刻まれている大切な時間と考え、気長に続けることが重要です。
親が効果に期待しすぎている
「絵本の読み聞かせは教育に良い」などという話を聞くと、過度に効果を期待してしまいます。
でも、読み聞かせをしても子供の反応は薄く、効果も目に見えにくい、となると、意味あるの?と疑う気持ちが出てきてしまいます。
期待をし過ぎず、親子でその時間を楽しみ、長期的な目線で見守ることが大切です。
絵本読み聞かせで得られる効果
読み聞かせには様々な効果があると言われています。
公文が実施した大学生意識調査では、親にしてもらって感謝していることを東大生に聞いたところ100人中40人が「本の読み聞かせ」を選択したそうです。
それほど、読み聞かせは子供が将来大きくなった時に、価値があったと感じられるメリットがあるということですね。
言葉の発達をサポート
絵本を読み聞かせることで、子どもは自然と新しい言葉や表現を覚えていきます。
特に、普段の会話では使わないような表現や単語が含まれているため、語彙力が高まります。
実際、子供に同じ本を何度も何度も読ませていると、いつのまにか「いいからいいから・・・」と本のセリフを言うようになったりして成長を感じられます。
想像力や創造力を育む
絵本を通して物語の世界に入り込む経験は、子どもの想像力や創造力を育てます。
例えば「もし自分がこの登場人物だったらどうするか?」と想像したり、「この登場人物はどんなことを思ったかなぁ」と考えることで豊かな感性が育ちます。
登場人物たちのやり取りをみて、人と人との関係性や共感力を学ぶことができます。
親子の絆を深める
読み聞かせは、親子が触れ合いながら過ごす大切な時間です。
絵本を通してコミュニケーションが増え、子どもは「大切にされている」と感じることができます。
我が家では寝る前に読み聞かせするのを日課にしていますが、この時間を子供は楽しみにしています。
上の子はもう読み聞かせは卒業してしまいましたが、面倒ではあったけどあの時間が今となっては貴重だったなぁと思います。
親にとっても、子供にとっても、愛し愛された時間としての記憶となり、絆になっていると思っています。
読み聞かせをもっと効果的にするコツ
絵本の読み聞かせは様々な効果がありますが、せっかく読み聞かせをするならより効果的にありたいですよね。
そこで、読み聞かせのコツをご紹介します。
年齢や発達に合った絵本を選ぶ
内容が難しすぎたり、退屈しないように年齢に合った絵本を選ぶと良いです。
例えば、赤ちゃんにはシンプルな絵本で、単語の繰り返しなどが分かりやすいです。
幼児には少し複雑なストーリーで面白さ、悲しさなどいろいろな感情を感じられるものなど、発達段階に合わせた本を選びましょう。
読み方や声の工夫
読み聞かせに感情を込めたり、キャラクターごとに声色を変えるなどの工夫を加えることで、子どもの集中力が高まります。
テンポを変えたり、子どもと一緒にセリフを読むのも効果的です。
あまり絵本をアレンジし過ぎると、絵本の世界から逸脱してしまうので、絵本のストーリーの中で楽しめるように工夫してください。
毎日少しずつでも繰り返し続けること
読み聞かせは、毎日少しずつ続けることが大切です。
時間がない日でも短い絵本を1冊読むだけで、子どもにとっては大切な経験となります。
また、同じ本を何度も繰り返して読むと、絵を理解し、言葉を理解し、と少しずつ子供に浸透していきます。
一定期間はこの本、と決めて読むのも良いかと思います。
絵本の読み聞かせで注意したいこと
絵本の読み聞かせには、たくさんの効果がありますが、下記の点には注意が必要です。
無理に学ばせようとしない
絵本の読み聞かせにメリットがあると聞くと、その効果に期待が大きくなってしまいます。
そうすると、読み聞かせが「学ばせるための道具」のようになってしまいます。
読み聞かせは、「楽しんで行うからこそ効果がある」と考え、親子で楽しむ時間になるよう心がけましょう。
「読み聞かせ=義務」としない
読み聞かせを「毎日やらなければ」と思いすぎると、親にとって負担になることもあります。
いつの間にか義務になり、「早く読むから絵本を選びなさい」なんて、怒っていたら意味がないですよね。
忙しい日は今日はあきらめよう、でも良いと思います。
あくまで楽しみながら読むことで、自然な親子の時間を作りましょう。
子供が本と向き合える時間と環境で行う
テレビが見たい時間など、他のことに気を取られている時間に読み聞かせをされても興味を持ちません。
子供が静かに心落ち着けるタイミングなどが、好ましいです。
例えば、我が家では、寝る前に布団に入ったタイミングでした。
この時間は絵本の時間と決めていると、子供も心の準備ができています。
テレビなど他の騒音もない中で本に集中できるのでおすすめですよ。
絵本読み聞かせ まとめ
絵本の読み聞かせは、短期的には「効果がない」と思われがちです。
でも実際には言葉や想像力、親子の絆に多くのメリットをもたらします。
無理せず、親子で楽しむことを大切に毎日続けていってください。
きっと、子どもたちの成長につながっていくので、ぜひ、絵本を通して豊かな時間をお過ごしください。
合わせて読みたい記事
絵本与えすぎは良くない?本好きな娘と息子を育てる2児のママが解説