育児中、忙しい日々の中で頼りになるベビーフード。
ベビー用品を取り扱う店では、瓶詰、パウチ、粉末、様々なベビーフードが並んでいます。
栄養も手軽に摂れるように工夫されているので、多くの方が利用していると思います。
実際に、キユーピー株式会社の調査があります。
73.5%の母親がベビーフードを利用していて、毎日使用している人も26.5%にのぼると報告されています。
しかし、毎日ベビーフードばかり与えていると、少し罪悪感があったり、どのような影響があるのか気になりますよね。
本記事では、2児の子を育てる私が、ベビーフードのメリットや懸念される影響、そして上手な活用方法について詳しく解説します。
是非、参考にしてみてくださいね。
ベビーフードばかりでも大丈夫?
購入したベビーフードばかり与えていると、
「ちゃんと作った方が良いのかな?」
「子どもの健康に悪影響はないかな」
と罪悪感を持ったり、不安になったりすることがあります。
もちろん、ベビーフードには懸念される影響がないわけでありませんが、メリットももちろんあります。
それを理解したうえで、利用していけばとても役に立ちますので、効果的な使用方法もご紹介しますね。
ベビーフードを使うメリット
ベビーフードには、多くのメリットがあります。
これらを理解して適切に活用することで、子育てをもっと楽にできます。
調理の手間を省ける
離乳食の初期は、食べる量が多くないので、そのためにいろいろな食材を調理するのは大変です。
でも、ベビーフードなら調理の手間を省きつつも、栄養バランスが取れた食事を簡単に用意できます。
ママのイライラが減る
一生懸命離乳食を手作りしても、全然食べてくれない。
せっかく作ったのに、吐き出された。
と、イライラを募らせるママはとても多いです。
実際私もそうでした。
そんな方は、ベビーフードに是非頼ってください。
ご飯作りの負担が減れば、赤ちゃんが食べてくれなくても、イライラせずに済みますよ。
持ち運びが便利
離乳食は水分が多かったり、とろみがついていたりと、持ち運びがとても難しいです。
でも、ベビーフードなら外出の時に持ち運びが安心です。
常温で持ち歩け、液漏れもないので、安心して子供に与えることができます。
ベビーフードは赤ちゃんも好き
離乳食を食べなくて悩んでいる親は多いですが「市販のベビーフードは好んで食べる」という子がいます。
うちの子も、ベビーフードは完食。
なのに私が作るとあんまり食べない・・・。
市販のベビーフードは野菜などもとても柔らかく、とろみもしっかりついているので、赤ちゃんにとっては食べやすいようです。
ベビーフードばかりで懸念される影響
ベビーフードばかり与えると、以下のような影響が懸念されます。
味覚への影響
ベビーフードは、たくさんの食材をまとめて食べられるのが魅力的ではあります。
しかし一方で、いろいろまとめて煮込まれていたりするので、1つ1つの素材の味を味わうことが難しいです。
また、食材も全て同じような固さになりやすいので、食感を感じにくいというデメリットもあります。
栄養の偏りの可能性
市販のベビーフードは栄養バランスが考えられていますが、全ての必要な栄養素を網羅しているわけではありません。
同じような物ばかり与えるのではなく、種類を変える、足りない栄養を補う1品を用意するなどの工夫が必要です。
親子のコミュニケーションの機会が減る
赤ちゃんの食事を市販のベビーフードばかりにしていると、親子で同じものを食べる機会が減ってしまいます。
時には、大人の食事から取り分けて、同じ食事をすることによって、親子のコミュニケーションが増したり、食事の時間が楽しくなります。
ベビーフードの上手な使い方
ベビーフードを活用する際には、以下のポイントを意識しましょう。
手作りと組み合わせる
全てを手作りするのが大変な方は、ベビーフードを上手に取り入れましょう。
例えば、
手作りのおかゆにベビーフードのソースを加える
細かく切ったパスタにゆでたブロッコリーと、ベビーフードのトマトソースを合える
など、自分で茹でた食材を「ちょい足し」するだけでも、ボリュームも栄養価もアップしますよ。
自宅では調理しにくいものを活用
子供に食べさせたいが、野菜のピューレや魚のすり身など、自分で作るのはとても大変なものもあります。
そういった食材に関しては、ベビーフードを活用するとラクに調理が可能です。
カボチャやニンジンのフレークなども販売されているので、そういったものもとても使い勝手が良いです。
離乳食づくりの参考にする
ベビーフードは、赤ちゃんに食べやすいように工夫がされています。
そのため、好んで食べてくれる赤ちゃんも多いです。
一生懸命作った離乳食を食べてくれないという時には、一度ベビーフードの味見をしてみてください。
味の濃さ、とろみ、食材の硬さなどを参考にしてみると、すごく参考になりますよ。
私も、保健師さんにそう言われて味見してみました。
すると私が作っている物は食材が硬すぎるということが分かり、とても改善の役に立ちました!
まとめ
ベビーフードを利用することには、メリットもたくさんあります。
子育ては、離乳食作りだけではありません。
赤ちゃんの全てを見守るお母さんが、少しでも楽になるならたくさん利用して良いと思います。
ただし、少し懸念されることもあるので、手作りとベビーフードを上手に組み合わせることが、最も良い利用法だと思います。
忙しい日々の中でも、適度に取り入れることで、親子ともに笑顔で食事を楽しめる環境を作りましょう。
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