子どものおむつはずれは、多くのママやパパにとって大きな関心事です。
ママ友に「うちの子はおむつ外れたよ」などと言われると、「うちの子は周りの子より遅いのでは?」と不安になることもありますよね。
おむつはずれが早い子と遅い子にはどういう違いがあるのか、気になるところです。
私も2人の子どものママですが「どうしてうちの子はまだトイレができないんだろう?」と、とても焦った経験があります。
そして色々な育児本やインターネットの記事を調べ、試行錯誤した経験があります。
その結果、子どもたちそれぞれのペースを尊重する大切さに気づきました。
この記事では、私自身の経験も踏まえながら、おむつはずれの平均的な時期や、早い子の特徴、スムーズに進める方法、遅い場合の対応策について、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、おむつはずれを焦る必要がないと思えるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
おむつ外れの平均的な時期
おむつが外れるタイミングは、子どもの発達に大きく左右されます。
そのため、あまり周りの進め方に左右されない方が良いですが、一般的には2歳半から3歳半頃に始める家庭が多いと言われています。
この時期は、多くの子どもが排泄を自分でコントロールできる身体的・精神的な準備が整うからです。
男女の違いとしては、女の子の方が男の子よりも早く外れる傾向があります。
また、保育園に通う子どもは、集団生活の中でトイレを使う習慣が身につきやすいため、おむつ外れが進みやすい場合があります。
さらに、季節も影響する要因の一つです。
例えば、夏場は洗濯物が乾きやすいことや薄着で過ごすことが多いため、トイレトレーニングを進めやすいとされています。
ただし、「周りより遅い」と感じても焦る必要はありません。
子どもがトイレに興味を示し、自分で「やってみたい」と思う気持ちが育った時が、最適なスタートのタイミングです。
おむつ外れの早い子の特徴
おむつ外れが早い子には、いくつか特徴があります。
トイレに興味がある
家族がトイレに行く様子を真似したがる子は、トイレトレーニングが早く進むことが多いです。
自己主張が強い
自分でやりたい、という意欲が高い子はおむつ外れも早い傾向にあります。
保育園に通っている
保育園に通うことで集団生活の中でトイレを使う機会が増え、自然とおむつ外れが進む子も多いです。
上の子がいる
兄や姉を見て学び、トイレの使い方を早く覚えることがあります。
親がトイレトレーニングに積極的
親が計画的にトイレトレーニングを進めている場合、子どももスムーズにおむつが外れることが多いです。
上記のように、トイレに接する機会が多いほど、早くおむつ外しを完了できそうです。
ただし、本人が乗り気ではないのに、嫌々連れて行くのは辞めましょう。
逆にトイレトレーニングに支障が出る可能性もあります。
おむつはずれを円滑にすすめる方法
おむつはずれをスムーズに進めるためのコツを紹介します。
焦らず、子どものペースに合わせることが大切です。
トイレに興味を持たせる
トイレは閉鎖的な空間のため、トイレに入るのを嫌がる子や、トイレに座るのを嫌がる子も多いです。
まずは、トイレに親しみが持てるようにトイレに行く習慣づけから始ましょう。
- 子ども用のかわいいトイレグッズ(補助便座やステップなど)を用意する。
- 「トイレに座れたらシールを貼る」といった楽しい目標を設定する。
タイミングを見極める
トイレに連れていくタイミングを見極めることも重要です。
トイレの間隔が2~3時間あくのが、おむつ外しの目安と言われています。
- 食後、起床後、外出前など、排泄しやすい時間にトイレへ誘導する。
- 失敗しても怒らず、「次はできるよ!」と励ます。
成功体験が増やせるように、最初は頻繁に連れて行くのも良いと思います。
トイレ環境を整える
子供がトイレに行きやすいように、環境を整えることは重要です。
- 子供用の便座を用意する。
- 自分で座れるように、足の土台も用意する。
- トイレが楽しい場所になるように、トイレを飾ったり、シールなどを用意する。
おむつはずれ遅くても子供のスピードに合わせる
おむつはずれが遅い場合でも、心配しすぎる必要はありません。
成長のスピードは一人一人違うものです。
子どもが興味を示さない場合は、以下のような対応を心がけてください。
他の子と比較しない
周りの子の様子は気になりますが、比較は禁物です。
おむつはずしには、おしっこを溜められるようになる必要があります。
体の成長が大きく関係しているので、他の子に合わせようとする必要はありません。
「◯◯ちゃんはもう外れたのに」と言ってしまうと、子どもはプレッシャーを感じ逆効果になることがあります。
他の子と比べず、1か月前よりもできるようになったことを見つけて褒めてあげましょう!
早ければ良いというわけでもない
子供のおむつはずれが早ければ早いほど、あの子は優秀、という風に思ってしまいがちです。
でも、早ければ早いほど良いというわけでもありません。
東京都立小児総合医療センターがXで下記の発信をしました。
トイレトレーニングを1歳半から2歳頃を開始目安とするものもありますが、2歳までは力んで排尿しており、成人の排尿の仕方と大きく異なります。
排尿は本来力を抜いてするものです。
排尿の強制はその後の排尿機能異常の原因になりえますので2歳半以降に焦らずに行うことをお勧めします
東京都立小児総合医療センター投稿のXより
無理して早めに進めるよりも、子供のペースに合わせることの方が意味がありそうです。
焦っても怒らない
トイレトレーニングが進まないと、焦りからイライラが募ってしまいます。
私もそうでした。
しかし、イライラが子供に伝わると、子供はさらにトイレトレーニングを嫌がるようになります。
急がば回れ、と思って、気長に進めていきましょう。
しかし、夜のおむつが5歳以上でも外せない場合は「夜尿症」の可能性があります。
(5歳以上、月一回以上のおねしょが3か月以上続く場合)
夜尿症は受診すれば治りますので、一度専門家に相談することも一つの方法です。
まとめ
おむつ外れは子どもの成長の一環であり、早い遅いは大きな問題ではありません。
子どものペースに寄り添い、穏やかに進めることが何よりも大切です。
- 平均的な時期を知り、焦らない。
- おむつ外れが早い子はトイレに行く機会が多い。
- 楽しく進める工夫をし、成功体験を増やす。
- 他の子と比較せず、温かく見守る。
子どもの成長を見守る過程を楽しみながら、ぜひおむつはずれを進めてみてください!
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