圧力鍋は、便利そうだから使ってみたいなぁと思っている方は多いと思います。
実際、圧力鍋は使い始めると手放せなくなるほど、便利な調理器具です。
でも、「使い方が難しそう」「加圧時間の目安がわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、圧力鍋の基本的な使い方から加圧時間の目安までわかりやすく解説します。
私もすでに10年以上圧力鍋を使用していますので、参考にしていただければ嬉しいです。
圧力鍋の使い方
現在、圧力鍋はいろいろなメーカーから、いろいろなタイプの物が売られています。
一般的な圧力鍋、電気圧力鍋、レンジ圧力鍋、等です。
今回は、一般的な圧力鍋についてご紹介します。
メーカーによって使い方は様々なため、一様には言えませんが、大きな流れは同じなので参考にしてください。
圧力鍋の使い方
圧力鍋は、慣れれば簡単に使いこなせます。
一般的な使用方法の流れをご紹介します。
①材料を入れふたを閉じる
容量を守って、食材と調味料と水を入れる。
ふたはしっかり閉じましょう。
②火にかける
中火で加熱し、蒸気が出て圧力がかかるのを待ちます。
圧力表示ピンが上がったら加圧開始の合図!
弱火にし、メニューに合わせて加圧時間を調整します。
③火を止める
火は止めるが、余熱時間でさらに食材に熱を通す。
④ふたを開ける
ピンが下りたことを確認して、ふたを開ける。
なお、圧力を抜く(ピンが下りた状態にする)ためには、自然放置する方法と急冷の2種類があります。
これ以上、余熱は不要、という場合は急冷し、余熱が必要な場合は自然放置で良いです。
圧力鍋を使用する際の注意
圧力鍋を安全に使うために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
・食材を入れすぎない
圧力鍋は蒸気で圧力をかけるため、食材を入れすぎると蒸気の逃げ場がなくなり、危険です。
決められた容量を守って使用してください。
・ふたを無理に開けない
圧力が抜ける前に無理にふたを開けると、熱い蒸気が噴出して危険!
必ず圧力ピンが下がっていることを確認してから開けましょう。
・圧力調整バルブの掃除
使った後は圧力調整バルブを掃除して、目詰まりを防ぎましょう。
詰まると圧力がかからず、うまく調理できません。
・粘度の高いものは避ける
圧力鍋で粘度の高いものを加圧してしまうと、蒸気口をふさいでしまって蒸気が抜けなくなる可能性があります。
カレーなどは、ルウは入れずに加圧し、蓋を開けてからルウを加えましょう。
・加圧のし過ぎに注意
圧力鍋は、野菜やお肉をトロトロに仕上げてくれます。
しかし、やりすぎると柔らかくなり過ぎてドロドロになってしまいます。
加圧時間には注意しましょう。
加圧時間の目安
食材によって、適切な加圧時間が異なります。
以下の目安を参考にしてください。
肉類
- 豚の角煮:20~30分(柔らかくしたい場合は30分)
- 鶏もも肉:5~7分(ほろほろにするなら10分)
- 牛すじ:20~30分(しっかり柔らかくする場合は長め)
野菜
- じゃがいも:2~3分(ホクホクに)
- にんじん:3~5分
- 玉ねぎ:2~3分(とろとろにしたい場合は5分)
米・豆類
- 玄米:20分(もちもち食感に)
- 大豆:30分(柔らかく戻す場合)
ポイント
- 加圧時間はあくまで目安なので、使う圧力鍋の種類や火加減によって調整しましょう。
- 上記は加圧時間のみです。プラス余熱時間も考慮しましょう。
調理時間の短縮と光熱費の節約
圧力鍋を使うと、調理時間が大幅に短縮されるだけでなく、ガスや電気の節約にもつながります。
例えば、以下のような料理で比較してみましょう。
カレー
- 通常の鍋:40~50分(具材を煮込む時間)
- 圧力鍋:10~15分(加圧5分+余熱調理)
豚の角煮
- 通常の鍋:2~3時間
- 圧力鍋:30~40分(加圧20分+余熱調理)
白米(玄米)
- 通常の鍋(玄米):40~50分
- 圧力鍋:20分(加圧5分+蒸らし)
このように、圧力鍋を使えば調理時間を半分以下に短縮できます。
その分、ガスや電気の使用量も減るため、光熱費の節約にもつながります!
まとめ
圧力鍋は、短時間で美味しい料理を作れる便利な調理器具です。
あっという間に具沢山スープができたり、時間をかけずに食事の準備ができ、私も頻繁に使用しています。
忙しい人には是非使ってもらいたいアイテムです。
<ポイント>
- 慣れるまでは、圧力鍋の説明書やレシピブックで加圧時間を確認する。
- 注意事項だけはきちんと守る。
- いろいろな食材で挑戦して、慣れる!
圧力鍋を上手に使いこなせば、料理の手間がぐっと減り、時短にもつながります。
ぜひ、毎日の料理に取り入れてみてください!
私が使用しているゼロ活力鍋も紹介しています。
これならカレーも圧力0分で完成です。